オクトマンは故郷ではF-ZEROのトップレーサーとして英雄扱いだった。
レースを見にやってきた仲間たちに嘘がばれないように、リュウにもゾーダにも
頭を下げて自分を立ててくれと頼むオクトマン。
ダメ人間なりに必死だ。
相棒のバイオレックスは全く頼りになんないしな。
 
こういうのは、嘘ついてるのは実は最初からバレてるか、途中でバレるけど頑張ってる姿を見て受け入れてもらえるとかがよくあるパターンだけど、勢い最優先な展開で、
気づいてみれば棚ボタ的に優勝してバレずに済んでしまうというオチ。
タコの星からやってきたタコの群れも素敵だが、今回のハイライトは初めてレースで
実力を見せつけたタナカ本部長だろう。ダメダメキャラだと思ってたのに、意外にも
パワー回復ゾーンをかすめるなどのクレバーな走りを見せ、劇画調の作画も相俟って
変にかっこ良かった。最後に周囲全員を巻きこんでクラッシュしてしまう詰めの甘さが
やっぱりな、ではあったが。
レースシーンもここんとこ普通に見られるレベルになってきたし、すげー面白いんだけど
キャラで誤魔化されてる気もする。こないだのブーストファイヤー!な本筋の燃え話より
こういうバカ話のほうが面白く感じるのは良いのか悪いのか。
 
バート先生への質問は、なんでタナカが本部長なの?というまたしてもシュートなもの。
これ子供が考えてる質問じゃないだろ?
バート先生、明らかにタナカを小馬鹿にしてたなー、キャプテンファルコンのことは
誉めまくるのに。
大人の事情で本部長か、そうか。ほどほどに生々しくていい感じだ。