「謎の暗殺者ナイトスクリーム」

 
うむう、ここまでちょっとテンション高い回が続いたせいか、今回はもう一つ。
というより、アイアンハイドもデストロン側に行ってしまったことで、
デストロン勢と比べてのサイバトロン勢の相対的なキャラの薄さが
ハッキリ見えてしまったということかな。
ホットショットなどは、マイクロンとデザインや声が変わってなければもうちょっと
違うのか、とも思うが、それも前作(マイ伝)頼みってことだしな。難しい。
 
ナイトスクリームはアルファQによって復活させられたものの記憶がなく、更に
復活に充分なエネルゴンがなかったせいで完全に実体化ができないということらしい。
じゃあ、あの光学迷彩はケガの功名だったってことか。このまま実体化しないほうが
強いんじゃないか?
ともかく、そのステルスボディを生かしてシティ内部に易々潜入してコンボイ暗殺を
狙うが、キッカーの探知能力に阻まれる。
ストレス解消にバイク飛ばしてみたり、コンボイに命令されて「エラそうに」と
憎まれ口を叩いたり(「司令官は実際偉いんだ!」というロードバスターの返しは
頭悪くていい)とお子様っぽさは相変わらずあるものの、今回、どう見ても
一番頼りがいのあるのはキッカーだった。
いつの間にやらコンボイガードの指揮執ってるし、周りもそれに従ってる。
対するコンボイ、一人でナイトスクリームと決着をつけようとして月面に誘導するのは
いいとして、結局ピンチになってるし、こんな調子じゃキッカーにポジションを
奪われかねない。
 
コンボイが月面にいるという情報をメガザラックから得て急行するガルバトロン
アルファQルートで情報得たのか、メガザラック。自分は基地に残されるのだが、
一緒にお留守番させられているアイアンハイドに、
「信用されてないもの同士仲良くやろうではないか」などとささやき戦術
展開して、将来造反の気配ぷんぷんだ。まああんだけボコられればなあ。
「俺はお前とは違う」と突っぱねてみせるアイアンハイドだが、内心は
連れていってもらえなくて寂しいんだろうにな。
損な性格だ。
 
コンボイはナイトスクリームのタイマンはコンボイ不利。グランドフォースって
使い捨てパーツだったのか。切り離して敵にぶつけるVガン戦術を取ってたが、
結局パーツぶっ壊されるだけに終わってた。やはり今作でもヘタレなのかコンボイ
ガルバトロンまでやってくるが、彼、倒れたコンボイを放置して
ナイトスクリームの後を追っていく。
どうもナイトスクリームにスタスクの影を見たようだ。
 
一方、ぶっ倒れたコンボイを起こそうとしてケリをくれまくるキッカーに笑い。
コンボイはエネルゴンスターの連続注入で目覚めるのだが、その副作用で
マトリクスから銃を産み出す。その名もマトリクスブラスター、てマトリクスて
そういうもんじゃないだろう。
そもそも、コンボイが再びマトリクスを受け入れた経緯がわからんのは
やっぱりツライとこだな。
マトリクスブラスターの威力はすさまじく、引き返してきたガルバトロン
一撃で撃退。
 
サイバトロン側、キャラ立ちの問題はともかく、戦力的には充実してるんだよな。
エネルゴンウェポンに加えて、クローンソードもあるし今度はマトリクスブラスターか。
クローンソードを揮うキッカーはTF並の戦闘力だが、こんなに前線で活躍する
キャラになるとは思わなんだ。
それとスーパーリンクって上下逆転ありなのな。今回はジェットファイヤーが上半身に
なってたが、上になったり下になったり忙しい男だ。