元の世界に帰ることになったソニックを、装置を止めて無理矢理引きとめてしまったクリス。
エッグマンに懇々と説教されたにもかかわらずのこのダメっぷりに、思わず呆れていたが、
更に2人で逃避行と来たもんだ。
ソニックは変に懐が深いというか、なにしろフリーダム!な自由人だもんだから、友人である
クリスに対しても何を求めるでもないし、何をされても拒否も拒絶もせず飄々としてる。
で、クリスのほうはますます依存してベッタリという、実のところ「2人の友情素晴らしい」
と単純に済ませられない良くないところを孕んだ関係でこれまで来てたんだよな。
んで、クリスもようやくそういったことを自覚して、自分がソニックを縛ってるんじゃないかと
面と向かって切り出せた。ソニックという友達ができて以前より明るく活発になったよ
ってな表層的なことでなく、これでようやく彼も本当に成長できるのかね。
このままこちらの世界にいてもいいのか、元の世界に帰りたいのか、
ソニックはどうしたいの?」と問うクリスに「やっとそれを言ったな」と
穏やかな笑みで応えるソニック、という辺りの会話は良かったっす。
その後もひとしきりあーだこーだやってたけどね。
じいさんに喝を入れられて、クリスの居所を推察してかけ付けるパパとママ、の
くだりもよい。両親が変らないとクリスの問題って解決しないしな。
 
そしてかけ付けた両親の前には涙をたたえつつも微笑むクリスのみでソニックの姿はなく…
というとこで次回に続く。
ええ話なんだけど、これでクリスが一緒にいたいがためにソニック殺してたりしてたら
サイコホラーだなあ、とか不謹慎なこと考えてしまった。
ギルガメ最終回の影響でどうもブラックだ。