「conversation piece」

 
藤崎と風子が戻ってきたことで、一度崩れ去った擬似家族が復活。
麗子も、割烹着なんぞ着て厨房に立ったりして、この集団に上手いこと嵌り込んでいる。
麗子=結城老のクローン=男の子、には参ったけど。
気づいてもしかるべきだったのかもしれないが、気づけないなあ、あんな可愛くては。
ていうか、あまり根拠もなく紘子ちゃんのクローンかと思ってたよ。
気づいてないのが透だけってそんなバカな。
風子「それがどうかしたの?」
藤崎「男なんだろ?」
竜也「どうして(わかったの)って男同士なんだし」
と、何騒いでるんだと言わないばかりな周囲のリアクションもひどい。
これはみんなが透に仕掛けたドッキリだったんじゃないかと今でもちょっと思ってるぞ。
いやマジで。
 
彼らにとっては儀式みたいなところもある打ち揃ってのお食事タイム、さすがに漂う気まずい沈黙を
「いつもこんななん?」「楽しないやん」と突き崩すきっかけになるのが麗子。
絶妙のポジションだな。
口を開いた風子と藤崎は、自分たちのルーツを辿りに、オリジナルの家族に会いに行っていたことを語る。
暖かく受け入れてもらえ、オリジナルたちの生前の写真まで分けてもらって、
彼らが愛されていたのだと感じることができたと。
透の分までしっかり写真を分けてきてもらってる心遣い、良いね。そしてそうか、
ブタさんぬいぐるみはもう持つのやめちゃったか。
伯爵夫人も、XXに関わったものとして詫びながらも、今ここであなたたちと食事できていること、
この運命のめぐり合わせを幸せに思います、と擬似ではあるけど、家族の母親だよねと
思わせるセリフ。
それを受けて、「紘子ちゃんが産み直してくれたんだよね」と風子たちオルガ側も
彼女を母として受け入れてるのだよな。
そして、執事さんをカメラ係に家族の風景撮影会に突入。
集合写真で、麗子と竜也がくっついてるのに反応する透、男だとわかっても君は
麗子ちゃんが好きなのだな。それともまだ信じてない。
でもこの雰囲気、明らかに終局へ向けての溜めだよなあ、とちょっと見てて不安に。

平和な時間は風祭の乱入で破られる。
やって来るであろうエンキドゥとギルガメッシュたちを迎え撃つために
ブラッタリアを引きつれて準備万端。
風祭は伯爵夫人に向かって、円輝道はXXを起こすような挙に出る男ではない、ティアに
操られてのではないか、と推測を述べる。
確かに過去編見るとますます、なんで輝道がこんなことをおっ始めたのか疑問に感じる
ばかりではあったのでなるほど。
 
そしてせめて来たギルガメッシュとブラッタリアの戦闘開始。竜也のデータを利用した
新兵器で一時ギルガメを圧倒するも、そこに現れたのは、藤崎、透、風子それぞれの
オリジナルを引き連れたエンキドゥだった。で後半に続く。